誰もが知る昔話「桃太郎」を斬新な視点で描く新世代ダークヒーロー作品がついにアニメ化！漆原侑来による「週刊少年チャンピオン」連載の人気漫画「桃源暗鬼」が、2025年7月11日より日本テレビ系で放送開始された。

鬼の血を継ぐ者と桃太郎の血を継ぐ者の現代における戦いを、鬼側の視点から描く本作は、コミックス累計400万部を突破する話題作。

浦和希、神谷浩史、西山宏太朗ら豪華声優陣が織りなす、復讐と運命の物語が今始まる。

概要・あらすじ

一部の人間に脈々と受け継がれる「鬼」と「桃太郎」の血。はるか昔、自らの凶暴性を自覚し、ひっそりと暮らしていた鬼の一族に桃太郎が攻め入り、以来「桃太郎機関」と「鬼機関」が何千年もの間抗争を続けている。

普通の高校生として生活していた一ノ瀬四季は、ある日突然桃太郎機関の男に襲撃を受け、自分が鬼の血を継いでいることを知る。

養父を失った四季は復讐を誓い、鬼の子孫たちが通う羅刹学園に入学し、自らの宿命と向き合うことになる。

登場人物

一ノ瀬四季（浦和希）

本作の主人公で、鬼の血を継ぐ少年。普通の高校生として暮らしていたが、桃太郎機関の襲撃により養父を失い、自分の出生の秘密を知ることになる。復讐を胸に羅刹学園に入学し、鬼としての力を開花させていく。銃への愛好や問題児としての過去を持つが、根は優しく仲間思い。浦和希の熱い演技が、四季の成長と葛藤を丁寧に表現しており、復讐者としての冷酷さと少年らしい純粋さを見事に演じ分けている。

無陀野無人（神谷浩史）

羅刹学園の教官を務める謎多き人物。四季を羅刹学園にスカウトし、彼の成長を見守る重要な存在。冷静沈着で実力も高く、生徒たちからは恐れられているが、時として優しさも見せる。四季にとっては師匠的な役割を果たしながらも、その真意は謎に包まれている。神谷浩史の低音ボイスが無人の威厳と深みを演出し、時折見せる人間味のある表情との対比が印象的。教官としての厳しさと、四季への期待を込めた指導の温かさを絶妙に表現している。

皇后崎迅（西山宏太朗）

羅刹学園の生徒で四季のクラスメイト。プライドが高く自信家だが、実力も確かな秀才タイプ。四季に対してライバル意識を燃やし、時には衝突することもあるが、内心では彼を認めている部分もある。鬼としての能力も高く、学園内では注目される存在。西山宏太朗の演技は迅の複雑な心境を巧みに表現しており、表面的な冷酷さの奥にある熱い想いや、四季への複雑な感情を丁寧に描き出している。クールでありながらも情熱的な一面を持つキャラクターの魅力を引き出している。

見どころ

本作最大の見どころは、誰もが知る桃太郎の物語を現代的にアレンジした斬新な設定と、鬼側から描かれる視点の新鮮さだ。

従来の勧善懲悪とは異なる複雑な構図で描かれる対立構造は、善悪の境界線を曖昧にし、深い物語性を生み出している。

また、羅刹学園での学園生活と激しいバトルシーンの緻密な描写、キャラクター同士の心理戦なども大きな魅力。

THE ORAL CIGARETTESによるオープニングテーマとBAND-MAIDによるエンディングテーマも話題性十分で、作品の世界観を盛り上げている。

どこで見れるか

テレビ放送は2025年7月11日より毎週金曜23時から日本テレビ系・BS日テレで放送中。配信サービスでは、ABEMAプレミアム、dアニメストア、U-NEXT、Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、DMM TV、FOD、Lemino、Disney+など主要プラットフォームで順次配信されている。各サービスで配信開始時期が異なるため、公式サイトで最新の配信情報を確認するのがおすすめ。また、ABEMAでは作品初の無料一挙放送も実施予定で、気軽に視聴できる機会も提供されている。

まとめ

「桃源暗鬼」は、馴染み深い桃太郎の物語に現代的な解釈を加えた画期的な作品として、アニメファンの注目を集めている。

鬼の視点から描かれる物語は従来の価値観を覆し、復讐と成長、仲間との絆を軸とした深いテーマ性を持つ。

豪華声優陣の熱演と、スタジオ雲雀による美麗なアニメーション、そして話題性抜群の主題歌が作品の魅力を最大限に引き出している。

原作ファンはもちろん、新しいダークヒーロー作品を求める視聴者にとって必見の一作となっている。