「ただの恋愛なんかできっこない」は、2025年7月2日からTOKYO MXで放送開始されたティーンズラブ（TL）コミック実写化ドラマです。

吹田まふゆによる電子コミック累計約250万ダウンロード突破の人気作品を原作に、山本涼介と葵うたのが主演を務めています。

極度のにおいフェチである女性と、女性が苦手な完璧イケメン上司によるオフィスラブを描いた作品で、DMM TVとTOKYO MXによるTL実写ドラマ化プロジェクトの第2弾として制作されました。

毎週水曜25時30分に放送され、DMM TVでは独占配信も行われています。

概要・あらすじ

恋なんて後回しでずっと仕事一筋だった唯野さくらは、異動先で完璧すぎるイケメン上司・桐谷樹と出会います。

しかし、さくらは極度の「においフェチ」で、不意に香った桐谷の匂いに思わず「ひと鼻惚れ」してしまいます。一方の桐谷は、女性との過去のトラウマから女慣れゼロの「触れられない男」になっていました。

そんな不器用すぎるふたりが、お互いの秘密を知ってしまった日から、距離も心も近づきはじめます。

桐谷の秘密を知ったさくらは「女性への苦手意識をわたしが克服させます！」と宣言し、恋に奥手なふたりのじれったくて甘すぎる香りから始まるオフィスラブが展開されます。

登場人物

桐谷樹 – 山本涼介

完璧すぎるイケメン上司でありながら、女性との過去のトラウマから女慣れゼロの「触れられない男」という複雑な設定のキャラクターです。外見は完璧で仕事もできる理想的な上司に見えますが、女性が近づくと身体的な反応を抑えられなくなってしまい、そのことが大きなコンプレックスとなっています。演じる山本涼介は『仮面ライダーゴースト』などで知られる俳優で、TL作品への初挑戦となる本作では「全神経を研ぎ澄ませながら、原作をリスペクトしつつ映像ならではのリアル感を大事に演じた」とコメントしており、誰もが抱えるトラウマやコンプレックスを繊細に表現しています。

唯野さくら – 葵うたの

仕事熱心で無表情なクール美人と称されながら、実は極度の「においフェチ」という秘密を持つOLです。恋なんて後回しでずっと仕事一筋だった彼女が、桐谷の匂いに「ひと鼻惚れ」してしまったことから物語が始まります。桐谷の秘密を知った後は「女性への苦手意識をわたしが克服させます！」と積極的にアプローチし、不器用ながらも真っ直ぐに桐谷と向き合っていきます。演じる葵うたのは『三人夫婦』などに出演している女優で、原作への深いリスペクトを持ちながら「刺激的で、キュンポイントも満載で、くすっと笑えるシーンもある」と作品の魅力を語っています。

山嵜晋平 – 監督

本作の監督を務める山嵜晋平は、原作について「昔のすごく些細な出来事が原因で、大人になってからもコンプレックスを抱え、一歩踏み出せない2人が、それぞれの傷を、時に楽しく、時に強引に手を引き合いながら、少しずつ歩んでいく物語がとても面白く感じられた」とコメントしています。TL作品の繊細な心理描写と大人の恋愛模様を丁寧に映像化することで、原作ファンはもちろん、ドラマから入る視聴者にも楽しめる作品作りを心がけています。主演の山本涼介と葵うたのの魅力を最大限に引き出す演出で話題となっています。

見どころ

この作品の最大の見どころは、従来の恋愛ドラマとは一線を画すユニークな設定と、大人の恋愛の複雑さを丁寧に描いた心理描写です。

「においフェチ」という特殊な設定と「触れられない男」という桐谷のトラウマが絶妙に絡み合い、予想のつかない展開を生み出しています。

また、TL作品ならではのドキドキ感とキュンポイントが満載でありながら、誰もが抱えるコンプレックスやトラウマといった普遍的なテーマも扱っており、視聴者の共感を呼びます。

山本涼介と葵うたのの絶妙な化学反応と、インティマシーコーディネーターを起用した丁寧な演出により、大人の恋愛模様がリアルに描かれています。

どこで見れるか

「ただの恋愛なんかできっこない」は、TOKYO MXで毎週水曜25時30分（深夜1時30分）に放送されています。また、DMM TVでは独占配信が行われており、放送と同じタイミングで視聴することが可能です。DMM TVでは初回14日間無料トライアルと550ポイントプレゼントのサービスがあり、月額550円で多彩なコンテンツが楽しめます。さらに、TVerでも見逃し配信が実施されているため、放送を見逃した場合でも無料で視聴できます。深夜放送のため、録画や配信での視聴が便利で、自分のペースでこの甘くてじれったいオフィスラブを楽しむことができます。

まとめ

「ただの恋愛なんかできっこない」は、TL作品の実写化として新たな境地を開いた意欲作です。

電子コミック累計約250万ダウンロードという原作の人気を背景に、山本涼介と葵うたのという実力派キャストが織りなす大人の恋愛模様が多くの視聴者を魅了しています。

特殊な設定でありながら普遍的なテーマを扱った脚本と、丁寧な演出により、TLファンはもちろん幅広い層に愛される作品となりました。

恋愛の複雑さと美しさを描いた本作は、多くの人に愛され続けることでしょう。