茨木野が原作を手掛ける「不遇職【鑑定士】が実は最強だった」は、2025年1月9日からTOKYO MXほかにて放送されたアニメ作品である。

小説家になろうで4,100万PVを記録した人気作品で、鑑定することしかできない最弱職の鑑定士アインが、世界樹の精霊ユーリとの出会いをきっかけに人生を大逆転させていく不遇職からの成り上がりファンタジーである。

全12話で構成されている。

概要・あらすじ

鑑定することしかできない最弱職で不遇職の鑑定士アイン。

仲間からは「ゴミ拾い」呼ばわりされ、ひどい扱いを受け、そんな自分が好きになれず卑屈な日々を送っていた。

そんなアインの運命は、世界樹の精霊ユーリとその守り手で賢者であるウルスラと出会ったことで大きく変わっていく。

ユーリから精霊の義眼をもらい、それを使いこなすためにウルスラから特訓を受け、どんどん力をつけていくアインは、「世界樹の他の姉妹達に会いたい」というユーリの願いを叶えるために旅を始める。

登場人物

アイン（声優：戸谷菊之介）

職業は鑑定士で、鑑定することしかできない不遇職。パーティに裏切られ瀕死になっていたところを、世界樹の精霊ユーリに救われる。これまで報われない人生を歩んできたが、真っ直ぐで強い心を持つ主人公。精霊の義眼を得て特訓を重ねることで、隠された強大な力を開花させていく。戸谷菊之介は1998年11月30日生まれの声優で、本作では主人公の成長を情熱的に演じている。不遇な状況から這い上がるアインの姿を全身全霊で表現している。

ユーリ（声優：遠野ひかる）

世界樹の精霊のひとりで、優しい心を持ち、痛みや傷を一瞬で治す能力を持つ。ウルスラを母のように慕っている。ひっそりと人々を助けていた心優しい精霊だが、アインと出会うことでどんどん表情豊かになっていく。遠野ひかるは3月5日生まれの声優で、ユーリの愛らしさと優しさを丁寧に演じている。アインとの出会いによって変化していくユーリの成長を魅力的に表現している。

ウルスラ（声優：鈴代紗弓）

世界樹ユーリの守り手であり母親的存在。なによりもユーリが大事な、最強の大賢者。ユーリにお願いされアインを助け、戦い方を教えることになる。美しく強くもある存在で、アインに特訓を施して彼の潜在能力を引き出していく。鈴代紗弓は2月4日生まれ、神奈川県出身で、「ぼっち・ざ・ろっく！」の伊地知虹夏役などで知られる実力派声優。ウルスラの威厳と優しさを兼ね備えた演技で魅力を表現している。

見どころ

本作の最大の見どころは、不遇職から最強へと成り上がっていく爽快感にある。

最弱とされる鑑定士が実は隠された強大な力を持っていたという設定の意外性と、主人公アインの成長物語が見事に描かれている。

また、世界樹の精霊たちとの温かい交流や、各精霊の個性豊かな魅力も作品の大きな魅力となっている。

なろう系作品らしい無双展開も楽しめる。

どこで見れるか

アニメ「不遇職【鑑定士】が実は最強だった」は、2025年1月9日からTOKYO MXとBS11にて毎週木曜23時30分より放送開始された。また、AT-Xでは1月10日から毎週金曜21時より放送されている。配信では、ABEMAにて地上波同時・見放題独占配信が行われ、その他dアニメストア、Prime Video、DMM TV、Hulu、バンダイチャンネルなど主要な動画配信サービスでも順次配信開始されている。全12話構成で2025年3月まで放送・配信予定となっている。

まとめ

「不遇職【鑑定士】が実は最強だった」は、小説家になろう発の人気作品をアニメ化した、不遇職からの大逆転を描く痛快ファンタジーである。

主人公アインの成長物語と世界樹の精霊たちとの交流が見事に描かれ、なろう系作品の王道要素を楽しむことができる。