「静かなるドン2」は、新田たつおの大人気ヤクザ漫画「静かなるドン」の続編を実写化した作品です。

累計発行部数4600万部を超える原作をもとに、伊藤健太郎主演で映画化され話題となった第1作に続く第2弾となります。

劇場公開された映画「静かなるドン2」の前編・後編を、DMM TVが特別編集版として全8話で独占配信。

昼はデザイン会社の社員、夜はヤクザの総長という二つの顔を持つ主人公・近藤静也が、新たな難局に立ち向かう姿を描く本作は、アニメやバラエティなど幅広いジャンルのコンテンツを提供するDMM TVの注目作品として期待を集めています。

あらすじ

昼はデザイン会社「プリティ」の社員として働き、夜は新鮮組総長として活動する二つの顔を持つ近藤静也。

ヤクザでありながら争いごとが嫌いな彼は、一般社会で堅気として生きることを望む一方で、総長としても斬新なアイデアで新鮮組を盛り上げていました。

敵対していた鬼州組との抗争が終結して数カ月が経ち、仕事もシノギも絶好調な日々を送る静也でしたが、そんな彼の平穏な生活に新たな波乱が訪れます。

鬼州組6代目組長・海腐からの意外な提案をきっかけに、静也の日常と新鮮組の存続が脅かされる事態に陥ってしまうのです。争いを好まない「静かなるドン」と呼ばれる静也が、極道としての血と才能を発揮して危機を乗り越えていく姿が描かれます。

伊藤健太郎演じる静也を中心に、新たな抗争の行方と、彼の二つの顔の間で揺れ動く姿が緊迫感たっぷりに展開されていきます。

主な登場人物

近藤静也

本作の主人公。下着会社「プリティ」に勤めるデザイナーでありながら、新鮮組三代目総長という二つの顔を持つ。背が低く小太り体型で子供っぽい風貌が特徴。初期は垂れ目で覇気のない表情をしていたが、次第に会社ではお調子者の三枚目キャラクターに変化していった。サラリーマンとして生きていたが、父・勇足が鬼州組に殺された後、幹部間の抗争を防ぐためやむを得ず新鮮組総長の座を継いだ。普段は争いごとを好まず「静かなるドン」と揶揄されるが、極道の血による抑えきれない凶暴性や幼少期から叩き込まれた武芸の才能により、いざという時は驚異的な強さを発揮する。アウトローな極道としての一面と、秋野を守りたいという優しさを併せ持つ複雑な人物。

秋野明美

ヒロイン。元は下着会社プリティのチーフデザイナーだったが退職後、起業してランジェリーメーカーの社長として業界に名を馳せている。連載初期は少女のような雰囲気だったが、物語が進むにつれ気丈な大人の女性に成長した。当初は静也にとって「高嶺の花」のような存在だったが、危機に陥るたびに静也に助けられるうちに「ヤクザの静也」に好意を持つようになる。静也がMr.Jに殺されそうになった際には身を挺して助けようとし、また鬼州組の侵攻時には五代目姐に変装して乗り込み、処刑寸前の静也の救出に成功した。静也の正体を知った後も知らないふりをしており、静也も秋野が知っていることを悟っている状態で、お互い知らないフリをするという複雑な関係を続けている。

近藤勇足

新鮮組二代目で先代総長。静也の父親。強大な戦闘力とカリスマ性により、新鮮組を関東最大の暴力団へと発展させた人物。「重厚でカミソリのように切れる」男として知られ、平気で子分を捨て駒にして数々の抗争を勝ち抜いた。普段から凶暴で、特に酒に酔うと手が付けられなくなり、多くの刃傷沙汰を起こしていた。しかし、泥酔して起こした事件の際に中学生だった静也に料亭の階段から突き落とされて頭を打ち、その後は穏やかな性格となり、酒を一切やめてペロペロキャンディを舐める甘党になるなど、少しボケた様子が見られるようになった。静也の極道としての才能を引き出す一方で、彼の人生に大きな影響を与えた人物である。

まとめ

「静かなるドン2」は、昼はデザイナーとして真面目に働き、夜はヤクザの総長として生きる二面性を持つ近藤静也の姿を描いた作品です。

争いごとを好まない「静かなるドン」とも呼ばれる静也が、新たな危機に直面していく物語は、暴力団の抗争だけでなく、普通の生活と極道の世界の狭間で揺れ動く彼の葛藤も描き出しています。

原作漫画が持つ独特の世界観と緊張感が、伊藤健太郎の演技によって見事に表現され、映画としての迫力と魅力を増しています。DMM TVの特別編集版では、劇場公開された映画を8話に再構成することで、それぞれのエピソードをより深く掘り下げ、キャラクターたちの関係性や心情の変化を丁寧に描写しています。

極道でありながらも人情味あふれる主人公と、彼を取り巻く個性豊かな登場人物たちが織りなす人間ドラマは、単なるヤクザ映画の枠を超えた魅力を持っており、原作ファンはもちろん、初めて「静かなるドン」の世界に触れる視聴者にも強く訴える作品となっています。