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世界遺産の神社で170mのお綱かけ ケント・モリさんが奉納神事で舞う

 日本最古の神社といわれ、世界遺産に登録されている三重県熊野市の花の窟神社で2日、恒例の「お綱掛け神事」が行われました。

 熊野市にある花の窟神社では、毎年2月と10月に御神体としている高さ45メートルの岩に綱を張る神事が行われています。

 約170メートルある綱は、今年8月に収穫された餅米のワラを氏子たちの手で編み込んだもので、7つの細い綱にはそれぞれに神さまが宿るとされています。

 岩の上に結ばれた綱は国道を横切り、参拝客が七里御浜海岸まで引き出して綱を張りました。

 参加者は「富士山のふもと山梨から来ました。昔と今が綱でつながっている気持ち」「綱に花をつけさせてもらい感動しました」と話しました。

 また、創業者の出身地が熊野市であるサラヤによる奉納神事も行われ、奉納の舞では、マドンナなど世界的な歌手の専属ダンサーをつとめ、国内外で活躍するダンスアーティストのケント・モリさんが和太鼓の演奏に合わせてダンスを披露しました。

 ケント・モリさんは「この空間で踊らされたというか舞わされたという感じ。言葉にならないものを全身全霊で表現した」と語りました。

 サラヤの更家悠介社長は「熊野市に対し、サービスだけではなく、みなさんが深く考えたり売り出せるものを考えたい」と話しました。

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