50年の時を超えて 県誕生150年でタイムカプセル開封 三重
今の三重県が誕生してから150年の節目を迎えた今月18日、三重県庁で、50年前に埋められたタイムカプセルが開封されました。
訪れた県民の人たちは「その当時流行ってたものとか、昔ならではのものが出てきたらいいなと思います」「祖父の思い出みたいなのが出てくるとうれしいですけどね」と話していました。
1876年4月18日に、旧三重県と度会県が合併して誕生した三重県。タイムカプセルは50年前、100周年事業として、当時の姿を後世に残そうと埋められたものです。
今月18日、三重県の一見知事をはじめ、当時カプセルの埋設に関わった人などが、土を掘り起こし、50年もの間、土の中で眠り続けてきたタイムカプセルが、クレーンでつり上げられ、ついにその姿を現しました。

カプセルの重さは約330キロ。ふたが開くと、中にはぎっしりと当時の資料などが詰まっていました。
タイムカプセルを懐かしそうに見つめる元県職員の寺本勝三さん。
寺本さんは「農林水産省の農蚕園芸課というところに在籍していた人がタイムカプセルを埋める時に、私は庁舎の6階から見ていた。県の名簿を入れたという話をきいている。40歳の時にこれを埋めて90歳で掘り出すことを楽しみにしてました」と話しました。
タイムカプセルを屋内の会場に移し、中身が披露されました。


中には、新聞や雑誌、おもちゃなど、当時の様子がわかる品が入っていました。

当時の県議会議長からのメッセージも入っていて、孫の樋口忠久さんは「祖父が三重県のことを考えながら色々話したんだなと。鉄道のことであったりとか、そういう話も聞いていたので、すごいなと思いながら、三重県を自分自身も大事にしていきたいなと思う」と話しました。

県庁の農林水産部で働いていた寺本さん。50年前の県職員名簿を手に取ると「農林水産だけで43年。一番の思い出はやっぱり災害。一番最初は伊勢湾台風で、食料班にいて懐かしいと感じた」と話しました。

50年前の約束を果たしたタイムカプセル。次の50年、私たちはどんな未来を描くのでしょうか。