274台水没の地下駐車場 市長が県に復旧支援を要望
9月の記録的な大雨により浸水被害を受けた三重県四日市市の森市長は3日、三重県の一見知事に274台の車が水没した地下駐車場の復旧支援などを要望しました。
四日市市では9月12日に発生した記録的な大雨により、市の中心部にある地下駐車場の「くすの木パーキング」が浸水し、274台の車が水没する被害にあいました。
森市長は3日、大雨の被害に対する支援を盛り込んだ要望書を一見知事に提出しました。森市長は甚大な浸水被害を受けた地下駐車場のくすの木パーキングについて、早期復旧に向けた財政支援を求めたほか、大雨で被害を受けた中小企業・小規模企業への経済的支援や事業再建への支援などを求めました。
一見知事は地下駐車場への支援として「県の所有地を利用したパーク&ライド方式など、出来ることをしたい」などと話し、中小企業への支援を含め引き続き、市と相談しながら進めていく意向を示しました。
なお、9月29日から進められていた車両の搬出作業は、3日午前に完了しましたが、地下駐車場を運営するディア四日市によりますと、水没した車両の補償についてはまだ決まっていないということです。