山間の千枚田覆う雲海 三重・熊野市
3連休の最終日となった23日、三重県熊野市紀和町の丸山千枚田付近の上空では、山間を覆いつくすような朝霧の雲海が見られました。
23日の朝9時半ころ、熊野古道・通り峠(とおりとうげ)の標高約400mにある展望台からみた風景です。

周辺は熊野市紀和町の一族山(いちぞくやま・801m)やツエノ峰(645m)に囲まれた地形で、一日の寒暖の差が大きい秋から春にかけて、溜まった暖かい空気が夜の間に冷やされると雲海になって山間を覆いつくし、いっぱいになると西風に吹かれて峠を越え、隣の御浜町の尾呂志(おろし)地区に向かって、朝霧が滝のように流れ落ち、「風伝(ふうでん)おろし」となって独特の景観を作り出します。


寒暖差が大きくても空気が乾燥していると朝霧は発生しにくいという事で、この冬は雨が少なかった事もあり、御浜町の尾呂志地区では三連休初日の土曜日の朝、久々に「風伝おろし」が見られたという事です。
太陽の熱に温められた朝霧は朝10時半を過ぎて次第に消え、通り峠の展望台からは丸山千枚田の絶景が姿を現しました。
