全年齢で ATM利用時の携帯電話での通話禁止条例が可決
深刻化する特殊詐欺の被害を防ぐため、通話しながらのATM操作を禁止する条例が18日、三重県松阪市議会で可決・成立しました。

対象はすべての年齢で、松阪市によりますと、こうした内容の条例は全国で初めてとみられます。
同様の条例は多気町と明和町でも成立しており、いずれも罰則は設けられていません。
松阪市では、今年10月までに市内で発生した特殊詐欺事件の被害者の約7割が64歳以下で、20代や30代も含まれていたことから、全ての年齢を対象としました。
大阪府でも同様の条例が制定されていますが、対象は65歳以上となっています。

松阪市の竹上真人市長は「安心のための代償と捉えている。被害防止のためには必要だ」と述べました。
この条例は来年1月に施行されます。