地下駐車場運営会社が破産手続き開始申し立て
今年9月に発生した記録的な大雨で被害を受けた、三重県四日市市の地下駐車場に関し、18日に地下駐車場の管理運営などを行っていた民間会社・ディア四日市が破産手続開始の申し立てを行ったと明らかにしました。

四日市市では、9月12日に発生した記録的な大雨により、市の中心部にある地下駐車場「くすの木パーキング」が浸水し、274台の車が水没しました。
大雨から約3カ月が過ぎた18日、駐車場の一部を所有するとともに駐車場の管理運営を行っていたディア四日市が、17日付けで破産手続開始の申し立てを行ったと明らかにしました。
負債総額は約2億5000万円で、この中に被害車両の損害額は含まれていないということです。
ディア四日市は「駐車場の復旧には多額の費用が必要であり、事業継続は不可能と判断した」としています。

四日市市はディア四日市が所有している部分を取得し、公共事業として復旧を進める方針を示し、市議会への議案上程を目指していましたが、申し立てを受け上程は見送るとしています。

市は今後裁判所が決める破産管財人と地下駐車場の取得に向けた協議を進め、引き続き駐車場の早期復旧に向けて取り組んでいきたいとしています。