介護分野の職場環境の改善支援など 三重県が約57億5400万円の補正予算案を提出
三重県は、国が発表した補正予算に対応し、県民が安心して医療・介護・福祉サービスを受けられる体制を整備するため、医療・介護施設などへの賃上げを支援する約57億5400万円の補正予算案を県議会に提出しました。

提出された約57億5400万円の補正予算案の内、介護分野で働く人の賃上げや職場環境の改善に対する支援として約41億8000万円が計上されています。
それにより、県内の介護事業所に職員への賃上げの補助金として職員1人あたり最大で月額1.9万円の補助金6カ月分が支給されるほか、大規模災害への備えに対する費用として1事業所あたり20万円の補助金が支給されます。

ほかにも、医療機関や薬局などで働く人の賃上げ・物価上昇に対する支援として約8億2300万円。障がい福祉分野で働く人の賃上げに対する支援として約7億5100万円が計上されています。
なお、今回の補正予算は国庫支出金と財政調整基金の繰入金からまかなわれます。
提出された補正予算案は12月22日の県議会本会議で採決される予定です。