インフル感染拡大受け 年末年始の応急クリニックの医師を増員
三重県内でもインフルエンザの感染が広がっている中、三重県津市の前葉泰幸市長は8日の定例会見で、多くの医療機関が休診する年末年始に応急クリニックの医師や看護師などの人員を増やすと発表しました。

三重県では11月30日時点で、1医療機関当たりのインフルエンザの患者数が警報レベルの目安となる30人を3週連続で上回るなどインフルエンザの感染が広がっていて、保健所別の患者数では津や桑名などが増加傾向にあります。
8日の定例会見で津市の前葉市長は、去年に続き最大9連休となる今年の年末年始に津市応急クリニックの人員を増員すると発表しました。
去年は9日間で1200人をこえる患者がクリニックを訪れていて、長時間の待ち時間や診療を断るケースも発生していました。

これを受けて今回の年末年始では日中の診察する医師を去年から1人増やして2人体制で行うほか、看護師や薬剤師も増やし9日間で最大2000人の患者に対応できるようするということです。
医師2人体制で診療を行うのは津市応急クリニックの開設以来、初めてとなります。
前葉市長は「感染予防をしっかりお願いするとともに、もし調子が悪い場合には、昨年の2倍の体制でクリニックを開くので、安心して治療にあたってほしい」と話していました。
