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ベトナムの学生が就業体験 労働力確保へ 三重

 労働力確保のため外国人材の受け入れを進めている三重県で、2日からベトナムの学生が県内企業で就業体験を始めました。

 三重県が、県内企業への就職支援などに関する覚書を今年1月にベトナムのハノイ市にあるハノイ工科大学と結んだことから初めて行われたものです。

 今回はハノイ工科大学で機械や自動車、電気などを学ぶ10人の学生が県内の製造業など10社に分かれて、2日から4日間の日程で就業体験が行われます。

 そのうち、松阪市に本社を置く保冷剤や作業用手袋などを手がける「三重化学工業」では学生に会社の概要や主力商品などについて説明していました。

 その後、工場見学なども行われ、学生はベトナム出身の社員から母国語で製造工程や保冷剤の材料などに関する話を聞いていました。

 今後、就業体験では学生がマーケティングなどを学んでいることから、海外へ輸出する「三重化学工業」商品のビジネスプランについて、企業と学生が連携しながら考えていくということです。

 三重化学工業の山川輝専務は「受け入れがベトナムの文化や習慣を知るきっかけになり、これをもとに戦略を練っていくところに今回の受け入れがつながっていけたら良い」と話していました。

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