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茶碗に込められた作り手の想い 見方・楽しみ方を学ぶ

 器の魅力を再認識してもらおうと、三重県津市で茶碗(わん)の見方や茶の湯の楽しみ方を学ぶ特別講演会が行われました。

 芸術的な茶や陶芸の文化を深く知ってもらおうと、川喜田半泥子が開いた窯を受け継ぐ株式会社ちとせが開いたもので、お茶に携わる人や陶芸教室の生徒など約100人が参加しました。

 1日は、食事を楽しんだ後、武者小路千家家元・後嗣千宗屋さんが、茶碗の見方や茶の湯の楽しみ方について講演しました。

 まず、北大路魯山人と川喜田半泥子の器の特徴を比べ「茶碗は食器と違って人の体と心と近く、食器以上に作り手の想いや存在感が求められるものである」と話しました。

 その後、千宗屋さんは、奈良時代の名碗や中国で焼かれた器など、過去に出会って心に触れた茶碗の美しさや価値、歴史などを話すと、訪れた人たちは、メモをとるなどして真剣に聞き入っていました。

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