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「食事が温かいのがうれしい」 乳幼児を育てる親を支援 赤ちゃん食堂

 孤立しがちな乳幼児を育てる親の居場所やコミュニティの場にしてもらおうと、26日、三重県鈴鹿市で「赤ちゃん食堂」が開かれ、子どもたちに離乳食が提供されました。

 育児が忙しく自身の食事の時間も取れないことがある親を応援しようと、三重県内では初めて開かれたもので、市内外の生後4カ月から1歳4カ月までの子とその母親6組が参加しました。

 助産師や看護師など、子育てを経験したボランティアが手作りした離乳食が提供され、参加した親子は、子どもに食事をさせながら子育てに関する悩みを話したり、情報交換したりしていました。

 また、ボランティアが子どもの面倒を見ている間に、参加した母親にも温かい食事が提供され、お母さんたちは子どもを気にすることなく会話を楽しみながら手作りの食事を味わっていました。

 参加した母親は「子ども食堂だと小学生くらいの子でないとダメなのかなと思うけど、赤ちゃん食堂というと行ってもいいんだと気が楽になるのでいいと思う」「ひとりでご飯を準備して食べさせているより、子育てしているママたちといっぱい話しながら食べさせる方が気も楽だし相談もできるし、こういう場があっていいなと」「(子どもに)食べさせながら自分も食べるので、こんなにゆっくり食べることはなかなかなくてありがたい」「食事が温かいのがめちゃくちゃうれしい」などと話していました。

 赤ちゃん食堂の代表で助産師の佐竹弘美さんは「毎月1回開催は継続してやっていきたいなと思っていますし、規模を大きくしたりとか、助成金とか、継続していくために色んなできることを考えていきたい」と話しています。

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