応急処置や救急搬送の手順を確認 大規模事故を想定した救急訓練
大規模な事故により多くのケガ人が出た事案を想定した救急訓練が、26日、三重県菰野町の菰野町消防本部で行われました。

この訓練は、大規模な事故が発生した際に、安全な場所での応急処置や医療機関への救急搬送を迅速に行うことを目的に行われたもので、救急救命士や医師、地元の看護学生など約70人が参加しました。
今回の訓練は、改修中の建物の天井が崩落し、21人のケガ人が出たという想定で行われました。

事故現場に到着した救急隊員は、ケガ人役の意識があるか、自力で歩けるかなどを確認し、ケガの程度で搬送の優先順位を決めるトリアージを行い、応急処置にあたりました。
また、敷地内に菰野厚生病院を模したテントを設置し、事故現場からケガ人を運び込む訓練も行われました。

テント内では参加した医師などが、手術の必要性などを判断するさらに詳しいトリアージを行っていました。