インフルエンサーらも参加 三重県産の日本酒を北米へ発信
去年、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本酒の、海外での消費拡大とファン層の開拓を目的にした酒蔵ツアーが、三重県伊賀市で行われました。
21日は、北米の日本酒バイヤーや、日本酒ファンのインフルエンサーら6人が参加し、伊勢志摩サミットの乾杯酒に選ばれた日本酒「半蔵」を手がける大田酒造を訪れました。
この酒蔵ツアーは、日本貿易機構・JETROが2023年に始めた日本酒の魅力を北米で広める事業の一環として行ったもので、三重県で初めての開催です。

参加者らは普段は公開していない酒蔵内を、杜氏の案内で見学し香りを楽しみながら写真や動画を撮るなど日本酒への知識を深めていました。

その後、大田酒造で作られた5種類の日本酒を試飲し、酒蔵の人たちと交流をしながら味を確かめていました。

バイヤーは「日本酒は自然の豊かさや日本各地の文化が詰まっている。日本を知るには最も良い方法だと思う」などと感想を述べていました。

ジェトロの担当者は「日本酒のストーリー性を含め、三重県そのものの魅力を発信してもらい少しでも日本の酒蔵を応援できれば」と話していました。