「県内外からもたくさんの人を迎えて盛り上げたい」 伊勢神宮の別宮・瀧原宮で奉曳団結団式
伊勢神宮の式年遷宮に向けて、伊勢神宮内宮の別宮、瀧原宮がある三重県大紀町で、10日、御木曳行事を行う奉曳団の結団式が行われました。
御木曳は、伊勢神宮の式年遷宮に向け、社殿を建て替えるときなどに使う御用材を県内の各地区で結成される「奉曳団」らが運ぶ行事です。

伊勢神宮内宮の別宮、瀧原宮でも、来年4月に御木曳行事が行われることから、これまで大紀町瀧原の住民が中心となって準備を進めてきました。
10日、地元の住民など関係者約50人が集まり、奉曳団の役員などを決める結団式が行われました。
名誉団長を務める大紀町の服部吉人町長は、あいさつで「人口減少が進む中で、このような伝統の行事を大切にして、将来に向けて、引き継いでいきたい」と話しました。

瀧原宮御木曳奉曳団の吉田正木団長は「全国にも瀧原宮に関心を持っている人が多くいるので、町民だけでなく県内外からもたくさんの人を迎えて御木曳を盛り上げたい」と話していました。

結団式の後、参加者は、瀧原宮に参拝し、奉曳団の結成を報告しました。瀧原宮の御木曳行事は、来年4月12日に行われます。