NEWS県内ニュース/詳細

注文受け一体ずつ手作り 新年を迎える干支の置物作りが最盛期

 今年も残り2カ月をきっています。来年の干支「午」の置物作りが、三重県四日市市にある萬古焼の窯元で最盛期を迎えています。

 「馬」の置物作りを行っているのは、四日市萬古焼の窯元「光風窯」の陶芸作家、熊本栄司さんです。

 熊本さんが干支の置物を作り始めたのは2017年の「酉年」からで、今回の作品は夏頃からデザインを考えはじめ、実際に制作に取り掛かったのは2カ月程前からです。

 注文を受けてから作る受注生産を行っていて、一体一体手作りで成形しています。

 熊本さんの作品は「金」を大胆に使うのが特徴で、今回の置物にも焼き付け用の純金の溶液が使用されています。

 成形した「馬」を素焼きし、釉薬(ゆうやく)などを塗って本焼きをしてから、さらに金色と黒色の溶液を塗るたびに焼いて仕上げます。

 伝統的な陶芸の枠を越え「金」を基調とした、新年にふさわしいきらびやかな作品は、電話やインターネットで予約することができるということです。

 「光風窯」の熊本栄司さんは「金色のものをつくるのに、私の技法としては最低でも4回は窯に火をいれないといけないので時間が掛かる。「馬」のように元気に跳びはねて金色のゴールドパワーを感じてもらい、ハッピーな1年になれば嬉しい」と話していました。

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ