「嗅覚を生かして活躍して」 嘱託警察犬の審査会 三重・鈴鹿市
犯罪捜査や行方不明者の捜索などに協力する「嘱託警察犬」の審査会が、三重県鈴鹿市で行われました。
一般の人が育てて訓練を行い、警察からの要請で出動する嘱託警察犬。三重県警察では、警察が保有する警察犬がおらず、1966年から嘱託警察犬を任命しています。
審査会には23頭が参加し、足跡の臭いをもとに、犯人の遺留品を発見する審査や、布の臭いをかぎ分ける審査など3つの科目で審査が行われました。

三重県警察本部によりますと、現在、県内には16頭の嘱託警察犬が登録されていて、去年は61回出動したということです。

三重県警の担当者は「事件現場の遺留品の発見や行方不明者の捜索など、嗅覚を生かして活躍してほしい」と話していました。審査を通過した犬は来年1月から1年間任務にあたります。