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琵琶湖から引きあげられた水中遺跡の出土品も 日本全国の埋蔵文化財が集結

 日本全国で毎年約8000件の埋蔵文化財の発掘調査が行われている中、最新の発掘成果を紹介する企画展が、18日から三重県総合博物館MieMuで始まりました。

 全国で発掘される埋蔵文化財を知ってもらおうと、文化庁が主体となって全国を巡回している企画展で、会場には日本全国の44遺跡から見つかった約480点の考古資料が集まりました。

 今回の企画展では、縄文時代から近世までの遺跡と、そこから出土したさまざまな資料が時代順に並んでいるほか、遺跡について紹介するパネルも展示されています。

 中には、滋賀県の琵琶湖から引きあげられた水中遺跡もあり、陸上の遺跡と比べて保存状態が良いことから、完全な形に近い土器や瓦といった貴重な出土品も見ることも出来ます。

 さらに、開催県独自の地域展では、伊賀地域にある三重県屈指の大型前方後円墳などから出土した資料を通して、ヤマト王権が勢力を東日本に拡大していく中で、隣国である伊賀が重要な役割を担っていたことが見て取れます。

 企画展「発掘された日本列島」は、三重県総合博物館MieMuで12月14日まで開かれています。

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