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クマ目撃 三重県でも50件以上 10月~12月は活動が活発に 注意呼びかけ

 全国でクマによる被害が相次ぐ中、三重県内でも2025年4月以降、ツキノワグマの目撃情報などが50件以上寄せられています。

 三重県によりますと、2025年4月以降、8日までに県内ではツキノワグマの出没が55件確認されています。統計をとり始めた2006年度以降では過去最多だった2024年度の162件に次ぐ多さです。

 市町別では熊野市の18件が最も多く、尾鷲市で10件、紀北町で7件と東紀州地域で全体の6割を占めている他、伊賀市で6件、津市でも4件確認されています。このため三重県は現在、熊野市や伊賀市など5つの市町にクマへの注意を呼びかけるクマアラートを発表しています。

 2024年、県内では熊野古道ツヅラト峠の登山口付近で70代の女性がクマに襲われる人身被害が1件発生していますが、2025年4月以降、県内では人が襲われる被害は確認されていません。

 三重県によりますと、10月から12月は冬眠前のクマが餌を求めて活発に活動する時期にあたり、特に注意が必要で、山に入る際は鈴やラジオなど音のするものを携帯し、単独行動を避けるよう呼びかけています。

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