開催まであと1カ月 「全国豊かな海づくり大会」前にテロ対策合同訓練
41年ぶりに三重県で開かれる「全国豊かな海づくり大会」まで、あと1カ月となりました。
大会の式典行事が行われる志摩市の阿児アリーナで9日、テロの発生を想定した合同訓練が行われました。
警察をはじめ、関係機関の連携と対処能力を向上させるとともに、安全な大会開催にむけた機運を高めようと行われたもので、警察や消防、志摩市の職員約50人のほか、パートナーシップ事業者などが参加しました。
訓練は、式典の開催中に不審者がサリンと思われる液体が入ったペットボトルを投げつけたと想定して行われました。
化学物質が飛散する恐れがあるとして、参加した市の職員らが式典参加者を会場の外へと避難誘導したほか、逃走中の犯人に襲われたけが人の救護や搬送の訓練に取り組みました。
そして、周囲を警戒していた関係者が隠れていた犯人を発見し、駆け付けた警察官によって制圧されました。
また、会場内では三重県警の機動隊によって、サリンと思われる液体の処理回収の作業が行われ、化学物質への対応手順を確認していました。