遺体からアルコール検出 5人死亡事故
三重県名張市の国道で軽乗用車が横転し5人が死亡した事故で、司法解剖の結果、5人は頭や胸などを強く打ったことにより死亡したことが判明したほか、少なくとも1人からアルコールが検出されたことがわかりました。
この事故は、10月3日の未明、名張市上小波田の片側一車線の国道で、男女6人が乗った軽乗用車が横転し、名張市内に住む10代から20代の男女5人が死亡し男子高校生1人が大けがをしたものです。
警察によりますと、事故で死亡した5人の司法解剖が5日までに終わり、その結果、5人は頭や胸などを強く打ったことにより死亡したことがわかりました。
また、遺体からアルコールが検出されたこともわかりましたが、警察は、捜査に支障あるとして何人からアルコールが検出されたかは明らかにしていません。
事故を起こした車は、死亡した20歳の男性が所有していましたが、事故当時、誰が運転していたかは特定できていないということで、警察は大けがをして入院中の男子高校生から話を聞くとともに付近の防犯カメラなどの映像の分析を進めています。