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松阪中央総合病院のドクターカーを津市でも運用へ

 災害時の救命率を上げようと、三重県松阪市の病院が所有するドクターカーを津市でも運用する協定が、7日、結ばれました。

 ドクターカーは、医師や看護師が事故現場などに出動して治療を行うための車両です。

 この日は、ドクターカー2台を所有する松阪中央総合病院の田端正己病院長と津市消防本部の中川達也消防長が締結式に臨み、協定書を交わしました。

 松阪中央総合病院は、現在、松阪地域や紀勢・東紀州地域でドクターカーを運用していますが、活動範囲を津市まで拡大し、救急体制をさらに充実させたいとしています。

 今後は、災害時の事故などで、救命処置が必要な傷病者が出た場合、津市消防本部から松阪中央総合病院にドクターカーの出動要請を行い、救急隊員と医師や看護師らが協力して対応することになります。

 松阪中央総合病院の田端正己病院長は「津市の救急搬送困難事例、例えば現場で30分待っているとか、4回コールしても受け入れ先が見つからない、そういったことが無いように当院の搬送型のドクターカーが少しでも貢献できれば」と話していました。

 松阪中央総合病院のドクターカーは12月1日から津市での運用を予定しています。

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