平均値の約78倍 過去10年で最多 カメムシが大量発生
三重県で、臭いあの虫が大量発生しています。
その数は過去10年で最多。みかんや大豆などの農作物にも被害が出ていて三重県は9月、県内全域に注意報を発表しました。
「年中みかんのとれるまち」として親しまれる御浜町。ここで今年大量発生し、みかん農家を悩ませているのがカメムシです。
三重県では9月、みかんや柿につくものなど3種類のカメムシが急増し、過去10年間で最多を記録。これを受けて県内全域に注意報が発表されました。
なかでも、御浜町で多いのがみかんの汁などを吸い、実を傷つけるチャバネアオカメムシです。
カメムシが汁を吸ったみかんには針の跡が残って色が変わったり果肉が硬くなったりするなど品質が低下し、木から実が落ちてしまうことも。9月下旬のピーク時に確認されたチャバネアオカメムシの数は最も多い日で13000匹、同じ時期で過去10年間の平均値と比べると、約78倍にもなるといいます。
気温が下がりカメムシのピークは過ぎたものの今月下旬までカメムシの悩みは続きそうです。