約3300件の浸水被害 罹災証明書の受け付け始まる

12日の記録的豪雨によって、住宅3000件以上の浸水被害が発生した三重県四日市市で、17日から公的な支援を受けるために必要な「罹災証明書」の受け付けが始まりました。
四日市市では12日午後10時過ぎまでの1時間に観測史上最大となる123.5ミリの猛烈な雨が降り、市内で床上浸水・床下浸水があわせて約3300件にのぼっています。
罹災証明書は、被災した住宅の所有者が支援金などの公的な支援策を受ける際に必要となります。
市役所1階に設けられた専用の窓口では、午前8時半から罹災証明書の申請が始まりました。
罹災証明書は申請後、市による被害状況の調査が行われ、1カ月ほどで交付されます。
また、住宅や店舗、車などが被害を受け、保険の請求などで公的な書類が必要な人のための被災届出証明書の受け付けも始まりました。
一方、浸水被害を受けた事業者を対象に、資金繰りや経営に関する相談を受け付ける緊急窓口が四日市商工会議所に開設されました。
市と商工会議所、三重県信用保証協会などが連携し、事業再建などに向けた様々な相談をワンストップで受け付けています。
この事業者向け緊急相談窓口は19日まで四日市商工会議所で開かれています。