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江戸時代の交通手段「三瀬の渡し」を小学生が体験

 自分たちが暮らす地域の歴史や文化に親しんでもらおうと、江戸時代に熊野古道の旅人らが交通手段として使っていた渡し船を、三重県大台町の小学生が体験しました。

 江戸時代に、熊野古道を歩く旅人や地元住民が宮川をわたる手段として「三瀬の渡し」と呼ばれる渡し船を重要な交通手段としていました。

 この体験は、地域の歴史を子どもたちに知ってもらい郷土への愛着を深めてもらおうと、毎年秋に実施しているもので、12日は大台町の三瀬谷小学校の3年生20人が「三瀬の渡し」を体験しました。

 ライフジャケットを着た子どもたちは、グループに分かれて渡し船に乗り込み、友達に手を振ったり川の中をのぞき込んだりしながら約50メートル先の対岸まで渡りました。

 その後、子どもたちは感想を言い合ったり質問をしたりしながら、地域の歴史について理解を深めていました。

 子どもたちは「船が揺れたりしたから怖かった」「水と風が気持ちよかった。江戸時代の話を聞いて大変だと思った」「勉強になった」と話していました。

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