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天皇に代わって伊勢神宮に仕えた斎王 暮らした地でシンポジウム

 かつて天皇に代わって伊勢神宮に仕えた斎王が暮らした三重県明和町の斎宮跡とその周辺が、日本遺産として認定されてから今年で10周年を迎えるのを記念したシンポジウムが13日、明和町で開かれました。

 日本遺産は、地域が持つ歴史的な魅力や特色ある物語を構成する文化財などを一体化して、その魅力を発信していこうという取り組みで、明和町の斎宮跡地とその周辺は「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」として2015年に日本遺産として認定されています。

 この日のシンポジウムは、認定から10周年を迎えたのを記念して開かれたもので、日本遺産の認定・審査委員長を務めている丁野朗さんが講演しました。

 丁野さんは、日本遺産を生かした地域づくりをしていく上で、環境や景観整備、斎王の物語を生かすための戦略の重要性について説明し、そのうえで、地域全体で日本遺産の将来ビジョンを共有してほしいと話しました。

 続いてパネルディスカッショが行われ、日本遺産である斎宮の将来について話し合われました。

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