地域で循環を ガス会社と連携して家庭の二酸化炭素削減量をJ-クレジットに活用
持続可能なまちづくりに向けて、三重県四日市市は、ガス会社と連携し、国のJ-クレジット制度を活用した二酸化炭素削減プロジェクトを開始すると発表しました。
四日市市は2018年から省エネ設備を導入しようとする家庭を対象にした補助金制度を導入していて、この制度を利用する家庭の二酸化炭素の削減量を、四日市市と包括連携協定を結んでいる東邦ガスが取りまとめ、J-クレジットとして申請することになりました。
J-クレジットは、企業や自治体などが省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの利用により削減した二酸化炭素などを国が認証する制度で売買することができます。
2日行われた定例会見で四日市市の森市長は、地域の企業にクレジットを購入してもらい、四日市での循環を生み出したいと期待を述べました。
クレジットの売買で得た利益の一部は、イベントで使用する燃料や補助金の財源など脱炭素の取り組みに利用されるということです。