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花火や金魚など季節感あふれる作品並ぶ 萬古焼の茶わんで抹茶味わう

 作家の技とお茶の世界が楽しめます。現代萬古作家が手がけた茶わんで抹茶を楽しむもよおしが、三重県四日市市鵜の森の茶室「泗翠庵(しすいあん)」で開かれています。

 経済産業省の伝統的工芸品に指定されている萬古焼について知ってもらい、地元を代表する現代萬古作家を多くの人に広めようと、毎年8月と2月に開かれているものです。

 39回目となる今回は、四日市市などで作陶する萬古作家30人の夏向きの作品が並べられました。


 訪れた人は1点ずつ観賞してお気に入りの茶わんを選び、表千家流の金子宗香さんのお点前で四日市産のお茶を楽しんでいました。


 こちらの作品は、江戸時代から伝わる萬古焼の製法にこだわり自作の釉薬(ゆうやく)と土で作陶されたものです。

 また、茶室には、本来の萬古焼の特徴である赤絵を中心とした茶わんや、萬古焼の技法が四日市市の無形文化財に指定されている清水醉月さんの作品が展示されています。

 作家らの持ち味を生かした花火や金魚などが描かれた季節感あふれる作品で抹茶を楽しむイベントは8月31日まで開かれています。

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