世界的ピアニスト・関孝弘さん ショパンの未発表曲などを奏でる

「北海道」の名付け親である松浦武四郎の子孫で、世界的ピアニストの関孝弘さんが、三重県松阪市でピアノリサイタルを行ないました。
イタリアの文化功労勲章を受章するなど、ピアニストとして世界で活躍する関さんは、松浦武四郎の玄孫で2023年から松阪市のブランド大使も務めています。
ピアノリサイタルは、松浦武四郎記念館のリニューアルオープンを機に松阪市で開かれており、今回で4回目となります。
はじめに、竹上市長が「松阪は文化都市なので今回も楽しんでほしい」とあいさつし、松阪市で初披露となるショパンの未発表曲(2024年発見)をはじめ、計9曲を演奏しました。
来場者は、ホールで奏でられる時に明るく軽やかで時に重厚なピアノの音色に聞き入っていました。
関孝弘さんは「松阪での演奏会は非常に温かく、文化が育っていてコミュニケーションが取りやすい。自然な形でお客さんも音楽を聴いてくれている。いろいろな音を通じて“クラシックの世界ってこうなんだ”というお客さんが少しづつ増えていったら嬉しい」と語りました。