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獣医師がマダニ感染症で死亡 ネコを治療した数日後に

 マダニが媒介するウイルス感染症=SFTSに感染した、三重県内の獣医師が死亡していたことが分かりました。

 獣医師は、亡くなる前にSFTSに感染したネコの治療にあたっていたということです。

 三重県や三重県獣医師会によりますと、死亡したのは県内で動物病院を開業していた男性の獣医師です。

 亡くなった男性は、マダニが媒介する感染症SFTSに感染したネコの治療にあたった後、先月、呼吸困難などの症状を訴えて病院に救急搬送され、その数日後に死亡したということです。

 SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれたり感染した動物の体液などからヒトにも感染し、発熱やせき、おう吐や下痢などの症状が現れるということです。

 三重県によりますとSFTSの感染報告は今年に入ってから県内で5件あり、この内、獣医師を含めて2人が亡くなったということです。

 感染防止対策として三重県の担当者は、野山や畑に行く際は長袖の服を着用して肌の露出を避けるよう呼びかけています。

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