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隣県からの支援ルート確保へ 能登半島地震を受け 災害時の優先作業道路に山間部を追加

 三重県は南海トラフ地震などの大規模な災害が発生した際に、救助活動や支援物資の輸送を迅速に行うための道路啓開計画を見直し、隣県からの支援ルートを確保するため、新たに山間部にある10の道路を優先的に作業を進める啓開ルートに選定しました。

 去年1月に発生した能登半島地震では、被災地につながる多くの道路が寸断され、孤立地域の発生や復旧活動の妨げになりました。

 これまで三重県や国土交通省などで作る協議会では、南海トラフ地震などによる津波の発生を想定して沿岸部の啓開ルートの選定を進めてきましたが、去年1月の能登半島地震を受け今回、岐阜県や奈良県など隣県からの支援ルートを確保するため、新たに山間部にある10の道路を優先的に啓開作業を進めるルートに選定しました。

 三重県の一見知事は「避難者への対応では道路が非常に大きな力を発揮する。事前に災害が起きることを予想して対応を考えておくことは県民の命を守るために大事なこと」と話しました。

 今後、三重県などは災害発生後の作業手順など詳細について検討を進めることにしています。

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