行方不明から28年 当時17歳の北山結子さん 情報提供を呼びかけ

三重県明和町で、当時17歳の北山結子さんが行方不明になってから13日で28年です。JR松阪駅やショッピングモールで警察官がチラシを配り、情報提供を呼びかけました。
当時、高校3年生だった北山結子さんは、1997年6月13日の夜アルバイトを終えたあと母親に「友人の家に行く」と言って、自転車で出かけたまま行方が分からなくなっています。
28年が経った13日、北山さんが当時通学で利用していたJR松阪駅では三重県警察本部や松阪警察署の警察官ら20人がチラシを配り通勤、通学途中の人に情報提供を呼びかけました。
松阪警察署の西條一人署長は「ご家族をはじめ、多くの方が結子さんの帰宅を願い続けています。捜査本部では結子さんには必ずご両親のもとに帰っていただく、という強い信念をもって、捜査を継続しています。結子さんに関する情報提供を松阪警察署までお願いします」と話しています。
警察によりますと、これまでにのべ4万9千人以上の捜査員が動員され、去年の1件を含めて193件の情報が寄せられていますが、有力な情報は得られていないということです。松阪警察署はホームページやSNSでも情報提供を呼びかけています。