来場者の一票で大賞が決まる「パラミタ陶芸大賞展」
来場者の投票によって大賞が決まる「パラミタ陶芸大賞展」が、5月31日から三重県菰野町のパラミタミュージアムで始まりました。
パラミタ陶芸大賞展は、一般の来場者が好きな作品に投票し大賞が決まる展覧会で、全国の美術館や画廊の関係者など、専門家からの推薦で選ばれた作家6人がノミネートされました。
初日は、パラミタミュージアムの望月俊二事務局長が「新進気鋭の作家の作品を多くの人に見てもらおうと企画された展覧会。専門家ではなく一般の美術ファンが選ぶ貴重な作品展を楽しんでもらいたい」と挨拶しました。
会場には、土に命を吹き込むように作られた生き物の息遣いがリアルに感じられる作品や、量産される食器の技法を用いて作り出された造詣が楽しめるオブジェ、志野焼きの技法を突きつめながら制作された作品など、六人六様の力作が並びました。
関係者は「オブジェや器など本当に幅広いジャンルで楽しんでいただける内容。どんな作家に出会えるのか美術館としても心おどるような展覧会ですので、その気持ちが来館者の皆さんのそれぞれの一票につながれば」と話していました。
パラミタ陶芸大賞の投票期間は7月3日までで、7月13日に大賞が発表されます。
また、四日市市出身の書家・加藤子華さんの米寿を記念した展覧会もあわせて開かれていて、会場には新作を含む58点が展示されています。
この2つの展覧会は7月21日までパラミタミュージアムで開かれています。