ウエイトリフテイング振興に貢献した平岡さんなど 三重県から63人 今年の春の叙勲受章者発表
今年春の叙勲の受章者が29日に発表され、三重県からは63人が選ばれました。
社会の様々な分野で功績をあげた人に贈られる「旭日章」には23人、国や地方公共団体の職務に長年従事してきた人に贈られる「瑞宝章」は40人が選ばれました。
このうち、県立白子高校の校長などを歴任しながらウエイトリフティング競技の振興に力を注いだ、亀山市の平岡一能さん(85)が、スポーツ振興と教育の分野における功労が評価され、瑞宝小綬章を受章します。
学生時代からウエイトリフティング競技のコーチなどを務め、三重県ウエイトリフティング協会では理事長、副会長を歴任し、54年間の長きにわたり競技組織の整備や選手の育成、普及に努めてきた平岡さん。
1975年に三重県で開催された国体では、強化委員長と競技監督を務め、競技別の総合優勝を成し遂げました。
平岡さんは「ウエイトリフティング競技は、精神的にも成長できる競技。指導者や練習場がさらに充実することを願っている」と話していました。