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鯉に手を触れず包丁でさばく伝統儀式 鈴鹿市の椿大神社で奉納

 15日、三重県鈴鹿市にある椿大神社で、平安時代から伝わる包丁儀式が奉納されました。

 包丁儀式は「源氏物語」や「宇治拾遺物語」にも記されている王朝時代の厳粛な儀式で、身分の高い家の主人が招いた客をもてなすため自ら包丁をとり、切り分けた食材を御馳走(ごちそう)にしてふるまったことが始まりとされています。

 奉納したのは愛知県に家元がある四條流保存会三重社中の5人です。

 烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の正装をまとった奉仕包丁人が右手に包丁、左手に真魚箸(まなばし)と呼ばれる鉄製の箸を持ち、食材に直接手を触れることなく鯉をさばきました。

 さばかれた鯉は1200年以上前から続く伝統の作法に従って、まな板の上に並べられ神前に奉納されました。

 雅楽が流れる厳かな雰囲気の中、参拝者たちは、普段目にする機会の少ない伝統の儀式を静かに見守っていました。

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