過去最高額の5259万円で落札 松阪牛トップに「かずみ」号
2025年の松阪牛のナンバーワンを決める松阪肉牛共進会が23日、松阪農業公園ベルファームで開かれ「優秀賞1席」の牛には過去最高額となる5259万円の値がつきました。
この共進会に出品されるのは、三重県松阪市を中心とした特定の生産地域で900日以上をかけて育てられた雌牛で、2025年は各地の予選を勝ち抜いた50頭が出品されました。
毛並みや肉付きのバランスなどが審査された結果、最高賞にあたる「優秀賞1席」には明和町の中尾教昭さんが育てた「かずみ」号が選ばれました。
中尾さんが優秀賞1席を受賞するのは2年連続となります。
午後に行われた競り市で優秀賞1席の「かずみ」号は、津市の精肉店「朝日屋」が5259万円の過去最高額で落札しました。
また、県立相可高校の生徒が育てた「きくよ」号も出品され、競りの結果850万円とこの日3番目の高値で落札されました。
会場となった松阪農業公園ベルファームでは、松阪牛まつりも同時に行われ、松阪市の農産物や特産品の販売ブースには大勢の人が訪れ、晴天に恵まれた連休の一日を楽しんでいました。