川端龍子の作品55点が菰野町に 空襲体験を描いた『爆弾散華』も展示
今年で没後60年を迎えた近代日本画家の巨匠、川端龍子の作品を集めた展覧会が2日から、三重県菰野町のパラミタミュージアムで開かれています。
和歌山県に生まれ、今年で没後60年を迎えた日本画家・川端龍子。会場では、10代の頃から亡くなる直前まで筆を握り続けた龍子の生涯をたどる作品55点が展示されています。
龍子は、展覧会で多くの人に観られることを第一とした「会場芸術」を提唱し、大胆な構図で描いた作品を次々と発表しました。
大正から昭和にかけて激動の時代に活躍した龍子の作品には、時代性を反映したものが多く、このうち、「爆弾散華」という作品は、終戦の直前、龍子の自宅が空襲を受けた際の体験をもとに描かれたもので、爆弾の炸裂で吹き飛ばされたかぼちゃやトマトなどが宙を舞う瞬間をとらえ、金箔や金砂子で閃光や爆風を表現しています。
この展覧会は、菰野町のパラミタミュージアムで来月29日まで開かれています。