花鳥画で名を残した「絵のうまいお殿様」 増山雪斎らの作品26点公開
伊勢国長島藩の藩主でありながら、自ら描いた花鳥画で芸術家としても名を残した絵のうまいお殿様、増山雪斎らの作品を展示する企画展が津市の三重県立美術館で開かれています。

現在の桑名市にあった長島藩の第5代藩主、増山雪斎は、小さな生き物をこよなく愛し、自ら絵筆を握って動植物を精緻(せいち)に描く「花鳥画」を得意としていました。
今回の展示では、雪斎や関連画家の作品26点を昨年度の収蔵以来初めて公開しています。

数種類のトンボを実物大で描いた草花蜻蛉図は、生きたトンボの鮮やかな色が再現されていて、目を凝らして見ると、ギンヤンマが蛾を捕まえている様子がわかるなど、雪斎の細かな観察眼がうかがえます。

今回の企画展では、三重県誕生150周年事業の一環として、子どもたちに三重県を代表する芸術家を知ってもらおうと、先着2000人に雪斎の生涯を描いたマンガをプレゼントしています。

この企画展は、6月28日まで三重県立美術館で開かれていて、高校生以下の子どもは観覧無料となっています。