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自然災害発生時の事業継続計画について企業が意見交換 防災対策セミナー

 三重大学は南海トラフ巨大地震などの自然災害に備えるため、企業を対象にした防災対策を考えるセミナーを27日、津市内で開きました。

 自然災害など、万が一が発生した際に、事業を継続するための計画=BCPについて考えるきっかけを提供しようと、三重大学などが初めて開いたセミナーで、県内の企業から約80人が参加しました。

 この日は県内で13店舗を展開するスーパーマーケット「スーパーサンシ」や来年、創業80年を迎える四日市市に本社をおく製造業「太陽化学」の防災担当者が登壇し、自然災害などが発生した際に事業を継続するための計画について意見を交わしました。

 会場では計画を策定した背景や課題などが挙げられ、登壇した各企業の防災担当者からは計画を策定することが大事なのではなく、現状を把握し常にマネジメントすることが求められるなどの意見が出されていました。

 三重大学大学院・三重大学防災アドバイザーの川口淳教授は「このセミナーをチャンスにとらえてぜひBCPに進んでもらいたいし、策定している企業であればそれが自主的なものになっているかというステップアップを図ってほしい」と話していました。

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