膨大な量の書類ため込み 自ら購入した上司の印鑑で不正押印 職員懲戒処分
三重県は、事務処理作業において自ら購入した上司らの印鑑で不正押印し、文書を偽造した20代の女性職員を、5月30日付けで停職6か月の懲戒処分としたことを発表しました。
処分の対象となったのは、三重県医療保健部長寿介護課の25歳の女性職員です。
三重県によりますと、女性職員は去年4月から12月にかけて、自ら購入した上司ら5人分の印鑑を使って不正に押印し決裁文書を偽造するなど、不正な事務処理を160件以上行ったとされています。
女性職員は、膨大な量の書類をため込んでしまい、自分でどうにかしようと思い、不正に及んだということです。
県は、女性職員を停職6か月の懲戒処分とし、所属課長を訓告の処分にしています。
このほか、経理業務の支払い遅延、請求書の改ざんなどを行ったとして、総務部税収確保課の20代男性職員も停職3か月の懲戒処分を受けました。