終戦記念日を前に名張市で平和の催し 戦争体験の記憶語り継ぐ
8月で81回を数える終戦記念日を前に、2度と戦争を繰り返さず戦争の記憶を風化させないための催しが、25日、三重県名張市で開かれました。
この催しは、平和の尊さや命の大切さを次世代に伝えようと、名張ユネスコ協会と名張市宗教者連帯会、そして地蔵院でつくる平和の集い実行委員会が開いたもので、父や祖父から戦争体験の話を聞いてきた50代から70代までの3人が壇上に立ちました。
このうち名張市職員の男性は、戦地から生きて戻った祖父が、母親から贈られた千人針の肌着を死ぬまで大切に持っていたことを紹介し、戦地に子どもを送った親の思いを訴えていました。
平和の集い実行委員会の耕野一仁会長は「世界中ではさまざまな紛争や戦争がある。命や人権が非常に大事ということを子どもたちに伝えていきたい。どうにかして、この集いに参加してもらうのが課題かな」と話していました。
来月8月15日には「平和の集い」が開かれ、アメリカの爆撃機B29が墜落した名張の現場で慰霊祭が営まれるほか、近くにある地蔵院で平和の鐘が鳴らされます。