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紀伊半島の固有種「キノクニシオギク」 世界遺産・鬼ケ城で見ごろ

 紀伊半島の一部の海岸に自生する多年草、「キノクニシオギク」が三重県熊野市の世界遺産・鬼ケ城でいま、見ごろを迎えています。

 紀伊半島の固有種である「キノクニシオギク」は、海岸の斜面や岩壁の隙間などに生育し、直径8ミリ前後の黄色い筒状の花を咲かせます。

 鳥羽市から和歌山県の美浜町にかけての一部の海岸に自生する多年草で、熊野市の世界遺産、鬼ケ城では見ごろを迎えています。

 全長約1.2キロの鬼ケ城の遊歩道沿いには5カ所ほどで「キノクニシオギク」の群生が見られ、海と岩場が織りなす雄大な景観とともに、訪れる人を楽しませています。

 熊野市の世界遺産・鬼ケ城で見頃を迎えている「キノクニシオギク」は、12月上旬まで楽しめそうだということです。

 (取材:中日新聞・熊野通信局)

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