管理していた口座から現金約202万円引き出し生活費などに利用 30代職員を懲戒免職
三重県は、自身が管理していた口座から現金約202万円を引き出し私的に利用したとして、農林水産部家畜防疫対策課の35歳の男性職員に対し、7月31日付けで懲戒免職処分を行ったと発表しました。
男性は昨年度防災対策部の消防・保安課に所属していた際、去年4月から今年3月にかけて自身が管理していた「三重県救急救命指導者セミナー実行委員会」の預金口座から36回にわたり現金を私的に引き出し、あわせて約202万円を自身の生活費などに利用したとされています。
今年4月に男性が現在の部署に異動する際の引継ぎの中で通帳の行方が分からなくなっていた事や、繰越金が0円になっていた事など不審な点がいくつかあったことから今回の問題が発覚しました。
男性はすでに利用した全額を返金していて「関係者の皆様に迷惑をかけて申し訳ありませんでした」と話しているということです。
三重県は今後、通帳と印鑑を別の担当者に分けて管理させるなどして再発防止につとめていきたいと話しています。
また、実行委員会は男性を業務上横領の疑いで7月31日告訴しており、受理されています。