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男子生徒の自殺を再調査 「いじめ確認できず」 教育相談体制の充実や人権教育推進を提言

 三重県内の県立高校に通っていた男子生徒が4年前に自殺した問題で、三重県のいじめ調査委員会は8日、一見知事に答申を行い「調査の結果、いじめの事実は認められなかった」とする調査報告書を提出しました。

 この問題は、2022年2月に県立高校に通っていた当時2年生の男子生徒が自殺したもので、3年前、県教育委員会の審議会は「自殺につながるいじめは確認されなかった」とする調査報告書をまとめました。

 その後、男子生徒の保護者から再調査の申し立てがあり、県が設置した有識者らによるいじめ調査委員会によって、一昨年11月から改めて調査や審議が進められてきました。

 8日は、調査委員会の答申が行われ、弁護士の庄山哲也委員長がこれまでの調査結果をまとめた報告書を一見知事に提出しました。

 調査報告書では、男子生徒の家族を含め、教員やクラスの同級生、部活動の下級生、あわせて20人の協力を得て実施した聴き取り調査などをふまえ「くさい」や「死ね」と言われたりするなど、いじめが疑われる事案についてその事実を確認できなかったとしています。

 しかし、男子生徒が自殺したことは痛恨の極みで、再発防止策として教育相談体制の充実、事案発生後の組織的な対応、そして人権教育の推進について県に提言を行っています。

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