熱中症で動けない作業員を想定 志摩市消防が鉄塔の地上24メートル地点で救助訓練
高さのある鉄塔での救助活動を安全・迅速に行おうと、三重県志摩市で鉄塔を所有する電力会社の協力を得て、消防隊員が救助訓練を行いました。
鉄塔での作業者が動けなくなり、消防に救助された事案が他県で発生したことを教訓に、志摩市消防本部が中部電力パワーグリッドの協力を得て、初めて合同訓練を開いたものです。
約35人が参加した訓練は、鉄塔での作業中に作業員が熱中症となり、動けなくなったと想定して行われました。
消防隊員は、普段電力会社が使っている落下防止の資機材で安全、迅速に鉄塔を登り、地上24メートルほどの高さで動けなくなった作業員を救出する訓練を開始。
送電鉄塔などの電力設備には高電圧がかかっていて、近寄ると感電の危険性があり、救助する側には高所だけでなく見えない怖さとも隣り合わせです。隊員らは、上空の救助現場と地上との連絡を密にしながら、ロープと滑車などを使って要救助者を安全に地上へと下ろしていました。
志摩市消防本部・万代雄一指揮隊長は「中部電力パワーグリッドのような事業者との連携も重要となってくると思うので今後とも協力体制を強化し救助体制の確立に努めていきたい」と話していました。