災害時に備えてマンホールトイレなど設置 三重県内で最も古い警察署を移転建て替え
老朽化に伴い、移転が進められていた大台町の大台警察署新庁舎が完成し、23日落成式が行われました。
大台町、大紀町を管轄する大台警察署は、本年度で築60年となる県内で最も古い警察署で、敷地が狭く老朽化が進んでいたため、移転建て替えが進められていました。
23日の落成式には、知事や地元関係者など約50人が参加しました。その中で、大台警察署の伊藤勝彦署長は「立派な庁舎に恥じないよう、安全で安心な地域社会の実現に向けて努力していきたい」と決意を述べました。
新庁舎は、大規模災害が発生した場合に緊急輸送路となる紀勢自動車道の大宮大台ICの近くにあり、敷地面積は旧庁舎の4倍、庁舎面積は3倍になりました。
また、庁舎内には県内産の木材が使われていて温かみのある空間になっているほか、災害時に備え県内の警察署では初めて災害対策室やマンホールトイレなどが設置されています。
大台警察署は来月7日から利用が開始されます。