漏電や停電の原因に 電柱のカラスの巣を撤去
電柱などに作られたカラスの巣による漏電や停電を防ぐため、中部電力パワーグリッドは25日に津市内でカラスの巣を撤去しました。
カラスは子育てをするために、毎年2月から6月上旬にかけて巣を作り、今年の3月末までに県内の約3600カ所でカラスの巣が発見されています。
巣の材料には木の枝のほかに、ハンガーや針金などの金属類が使われることもあり、電線に触れると漏電が起こり、停電の原因となります。
県内では今年2月から3月にかけてカラスの巣が原因とみられる停電が7件起きていて、撤去作業では作業員が感電しないよう、絶縁された工具を使って40センチほどの巣を慎重に取り外していました。
中部電力パワーグリッド三重支社の松永季樹さんは「カラスの巣に使われるハンガーは金物になっいて停電の原因になりやすい。ハンガーなどは家の中にしまっていただくよう協力をお願いします」と呼びかけました。
中部電力パワーグリッドではカラスの巣の見まわりキャンペーンを実施しています。